アート引越センターはペットを運んでくれるの？料金の相場は？

「引っ越しの時ってペットも一緒に運んでくれるの？」

「アート引越センターで引っ越し予定だけどペットはどうしたらいいんだろう？」

「引っ越しの時にペットも一緒にお願いしたらいくらくらい料金がかかるの？」

何て疑問はありませんか？

引っ越し先にペットを連れていくのが難しい場合は、どうしたらいいのでしょうか。

結論から言うと、引っ越し業者にペットをお願いすることは可能です。

この記事では、

などについて詳しく解説します。

ペットを飼っている方は是非、ご覧ください。

アート引越センターにペットの搬送を頼む

アート引越センターは現在、直接ペットの引越しはしていません。

その代わりにペット専門の輸送業者の取り次ぎを行っています。
ペットの種類・大きさ・移動の距離・輸送手段によっても料金が異なります。
運搬方法や金額、用意するものなどを見積もり時に確認しておきましょう。

輸送手段はトラック輸送の陸路と航空便があります。
魚や爬虫類など、特別な動物の場合は運搬を受けてもらえないこともあるため、注意が必要です。

アート引越センターにペットの搬送を頼む際の注意点

業者に依頼してペットの運搬をしてもらう場合、いくつか注意することがあります。

それぞれ詳しく説明していきます。

① ペット用品はペットとは別便

引越しの際に水槽の運搬を依頼する場合、水槽はアート引越センターで運搬しますが、中で飼っている生物は運搬してもらえません。
そのため事前に別々にしておく必要があります。

同様に犬小屋などはアート引越センターが運搬、犬は専門の業者が運搬することになります。
ペットの種類によって、事前に準備しておくことをしっかりと確認し、スムーズに引越し作業を行えるようにしましょう。

② 引越し当日はペットの待機場所を用意する

また引越し当日、知らない人間が何人も入ってくることで、ペットがストレスを感じることがあります。
そのせいで吠えたり暴れたりしては、作業がはかどらなくなってしまいます。

問題なく作業を進めるためにも、どこか避難できる場所を作ってあげましょう。
知り合いやペットホテル預ける、しばらく散歩に連れ出してあげるのもいいでしょう。
もし無理であれば、お風呂場など作業の支障になりにくい場所や、ケージに入れておきます。

③ 運搬方法や、事前準備の確認

ペットによっては特別に事前にやっておくべきことがある場合も。
運搬方法が変われば、必要な準備が違うこともあるでしょう。
依頼時に運搬方法や必要なものを確認しておきます。

引越し前後の流れ

引越しの当日慌てずに済むように、犬・猫の引越しの場合の流れを把握しておきましょう。

【引越し前日までにやっておくこと】

ケージに入れて運搬する場合は、引越し前に何度かケージに入れて慣れさせておきます。

【引越し当日】

引越し当日は、散歩やトイレを済ませておきましょう。
水をしっかりと与えておきます。
ケージの中に好きなおもちゃを入れてあげると安心できるでしょう。

【到着後】

まずはすぐにケージから出さずに、前の住居のようにペットの場所を決めましょう。
トイレや食事の場所などを決めて、使っていたものを置いてあげます。

知らない場所で最初は落ち着きなく動き回るかもしれません。
もしくはなかなかケージから出られない場合も考えられます。

慣れてくるまで見守ってあげます。
しばらくして一か所に落ち着いたようであれば、その辺りに寝床を作ってあげるといいでしょう。

後日近所に引越しのあいさつをするようであれば、ペットがいることを伝えておきます。
もしも引越し先に慣れるのに時間がかかり、無駄吠えがあるようであれば、そのことも話しましょう。

引越し後はなるべく早めに、かかりつけ病院を見つけましょう。
特殊なペットの場合、見てもらえない病院もあるかもしれないので確認が必要です。

【引越し後の手続き】

犬と国から指定動物に指定されている動物の場合、引越し後に手続きが必要になります。

犬の場合は引越し後30日以内に、市区町村の窓口や保健所に「鑑札」や「印鑑」、「狂犬病予防注射の注射済票」を持参し手続きします。

国から指定動物に指定されている動物を飼っている場合は、引越し先の都道府県庁や、動物愛護センターなどへ問合せをしましょう。
無許可で飼っていた場合、罰則を受けることもあるので、速やかに確認することをおすすめします。

アート引越センターに依頼しない場合

アート引越センターに依頼しない場合のペットの輸送方法は

• ペットの専門業者に頼む
• 自分で連れていく

といったことが考えられます。

ではそれぞれ詳しく解説していきます。

ペット専門の輸送業者に頼む

ペット専門の輸送業者に依頼することで、安全な輸送をしてもらえます。
引越し業者を介して、依頼するよりも安上がりに済む可能性もあります。

全国規模で対応している業者としては、

• ワンニャンキャブ
• エイチケイペットタクシー
• ヤマトホームコンビニエンス

などがあります。

ワンニャンキャブ

【運べる動物】

犬	猫	リス	プレーリードッグ	フェレット	ミニブタ	イグアナ
ハムスター	オーム	ヨーム	オカメインコ	ボタンインコ	カメ	熱帯魚
海水魚・淡水魚	アロワナ	カメ	オスカー	フグ	鯉	昆虫

ワンニャンキャブでは。動物園関係の動物の運搬経験もあるようですので、変わった動物を飼っている方は、相談してみるといいでしょう。
中型犬を東京から空輸で運搬する場合の金額です。

北海道	東北	信越	北陸	東海	近畿	中国	四国	九州	沖縄
札幌市内	仙台市内	新潟市	富山市	名古屋市	大阪市	広島市	高知市	福岡市	那覇市
¥57,750	¥46,200	¥46,200	¥50,400	¥63,000	¥39,900	¥57,750	¥54,600	¥57,750	¥65,100

※各空港から20㎞以内での出発地と到着地で計算
参考：ワンニャンキャブ｜中型犬1匹の場合の目安料金

エイチケイペットタクシー

【運べる動物】

あらいぐま	うさぎ	ハムスター	ヘビ	熱帯魚	モルモット
さる	フェレット	モルモット・チンチラ	インコ・オウム	モモンガ	カメ
とかげ	かえる	サリガニ	イモリ	サンショウウオ	観賞魚

こちらも珍しいペットも運搬可能となっています。
飼い主も同乗できる場合もあるようなので、相談してみるといいかもしれません。

東京からの輸送費です。

北海道	東北	信越	北陸	東海	近畿	中国	四国	九州	沖縄
北海道	宮城県	新潟県	富山県	愛知県	大阪府	広島県	高知県	福岡県	那覇県
–	¥78,000	¥68,000	¥85,000	¥59,000	¥106,000	¥141,000	¥143,000	–	–	直行便
¥69,000	¥76,000	¥86,000	¥63,000	¥82,000	¥59,000	¥72,000	¥68,000	¥69,000	¥79,000	航空機併用便

上記に送迎料（ペット・飼い主を乗せている際の送迎距離）が追加でかかります。

距離	料金
～10㎞まで	4,500円
11㎞～	1㎞につき250円

他にも有料道路代金や、待機料金などが追加でかかることがあるようなので、確認するようにしましょう。

参照：エイチケイペットタクシー

ヤマトホームコンビニエンス

【運べる動物】

犬・猫・その他小動物
（熱帯魚・爬虫類、その他の動物は相談）

地域によっては、運搬できない動物もいるようなので、確認しましょう。

大型犬を東京から輸送した場合の料金です。

	大阪	福岡
大型犬	45600円～	55200円～	航空機併用便
猫	38,000円～	46000円～	航空機併用便

料金は発地から着地の距離・ペットの種類・サイズで算出されます。

遠距離や変わった動物などの場合は、専門の業者に頼んだ方が、安心かもしれません。

参照：ヤマトホームコンビニエンス

自分でペットと一緒に移動する

ペットにとっては、飼い主と一緒に移動することが、一番ストレスがないかもしれません。
自分で運搬する場合はどうすればいいのでしょうか？

自分で運搬する場合は、2つの方法が考えられます。

1. 電車・飛行機で運搬
2. 自家用車で運ぶ

電車・飛行機で運搬

JR西日本のサイトによると、運べるペットは

小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物（猛獣やへびの類を除く）

だそうで、ペットを運ぶ際は

長さ70センチメートル以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチメートル程度のケースに入れたもの
ケースと動物を合わせた重さが10キログラム以内のもの
引用：JRおでかけネット｜持ち込める荷物

料金は、1ケースにつき290円とのこと。

各鉄道会社によっても決まりが違うことも考えられるため、事前に確認を取っておきましょう。

そして飛行機で運搬する場合ですが、基本的に客室へ一緒に行くことはできず、貨物室による運搬になります。
ANAの場合国内線で運搬可能なペットは、

犬・猫・小鳥*・うさぎ・ハムスターなどの小動物
* 猛禽類（ワシ、タカ、フクロウなど）はお預かりできません。

またそれ以外の生き物に関しては、

金魚程度の小さな魚・カメ・昆虫（カブトムシ・クワガタムシなど）は、他のお客様のご迷惑になることがないよう小型の容器に入れられ、逃げ出したり水漏れしたりすることがない状態であれば、3匹程度までは機内にお持ち込みいただけます。トカゲなどの爬虫類はお預かり、お持ち込み共にできません。

引用：ANA｜ペットをお連れのお客様[国内線]

としています。
さらに5/1～10/31の間は、日中の時間帯は避けたほうがいいとのことです。
その期間は外気温の影響を受けやすいためのようで、その期間はブルドッグやボクサー、パグなどの短頭犬種は受け入れができません。

料金は国内路線の場合6,000円です。
一部路線のみ、4,000円です。

犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスターの場合は、事前にANAのウェブサイトから予約が可能です。
それ以外のペットの場合は、国内線予約・案内センターへ問合せが必要となります。

当日は通常の手続きよりも時間がかかるため、早めに空港に到着できるようにしましょう。

自家用車で運ぶ

自家用車で運ぶ場合は、社内で暴れたりしないよう事前に車に慣らしておきます。
ストレスにならないよう、こまめに休憩を入れてあげましょう。

ただし長距離はあまりお勧めできません。
ペットの運搬に慣れていないと、ペットが体調を崩したり、飼い主も余計な負担がかかるためです。

また爬虫類のような温度管理に気を遣わなければならないような動物や、水質や水温の管理が必要な魚類などは、よりいっそう注意が必要になります。
その場合も、業者に頼むのが理想です。

まとめ

家族同然ともいえる、かわいいペット。
なるべくストレスを感じさせないよう、安全に新居に連れて行ってあげたいですね。

引越し後も、急に知らない場所にきて、飼い主以上にストレスを感じるかもしれません。
いつも以上にペットの様子に注意を払い、異変があれば病院に連れて行くなどしてあげましょう。